茶葉 水 温度で大きく変わるお茶の味
日本の緑茶については、広く深く多くの情報がありますし、飲んだことがない人は少ないでしょうから、それぞれに考えをお持ちだと思います。
私は、ハーブを学んでいたときに、ハーブとしての視点を得て、なるほどと思いました。そのあたりのことを書いていこうと思います。
ハーブとして、特にメディカルハーブとして見た場合、熱湯で長めに抽出するということがありました。どの成分に着目するかで温度や時間に違いが出ます。
また、海外でハーブティーのコーナーを眺めてまわると、世界的にも日本茶が注目されているのですが、飲み方は色々で、他のハーブとブレンドしているものも多くあり、考え方が変わりました。
特にミントのブレンドの緑茶はお気に入りになりました。
ブレンドする時は、高級なお茶じゃなくても十分美味しくなりますし、体調によっては、はちみつを加えるとリラックスできますし、美味しいです。
産地や製法を気にしてみる
ペットボトルではないお茶を飲む機会を得る
お茶に興味を持つまでは、産地や製法ではなく、「値段」で買うことが多かったので、世界が広がりませんでした。静岡以外のお茶の産地をそれほど知りませんでした。
生産量は多くなくても、意外と自分の住んでいるところから近い所で生産されていませんか?
農林水産省のホームページで、「お茶のページ」があって、産地のランキングの他にも様々なキャンペーンが載っています。
令和3年3月30日から「日本茶と暮らそうプロジェクト」を始めたそうです。
お子さん達にお茶の魅力を伝える「茶育」のプロジェクトなんかもあるようで興味深いです。
私は、最近は、九州の知覧のお茶や滋賀県のお茶が好きです。
九州のお茶は私の近くのスーパーマーケットでも買うことができますが、滋賀県のお茶は残念ながらありません。たまたま頂くことがあって、近江が茶葉発祥の地という説を知り、比叡山麓に植えたという歴史とともに興味を持ちました。
産地を知って飲むお茶は、生産地の風景が浮かんだりして、とても心が落ち着きます。
水で違う味になる
日常のお水との相性をみる
大きく分けて、「軟水」と「硬水」ということですが、普段自分が飲んでいる水の硬度を知る機会というのはありませんよね。
日本では、ほとんど軟水で、日本茶との相性は軟水が良いのです。
なので、海外でも人気だからといって、高級茶をお土産にしても、硬度の高いお水を使う地域にお住まいの方だと、味が変わってしまうことがありますね。
ペットボトルのお水も軟水が多いですが、たまに硬水のお水に出会うことがあります。
お茶を淹れてみて、違いをみてみるのも面白いかもしれません。
温度で違う抽出成分
温度を使い分けてシチュエーションに合うお茶を
お茶の良いところのどんな所を期待するのかで、淹れる温度が変わります。
私は、朝はお湯の温度は100度前後でカテキン類をゆっくり抽出して、健康を意識して飲みます。
リラックスしたいなぁという場合、豊かな香りとテアニンというアミノ酸成分が欲しいので、70度前後の温度で淹れるようにしています。
もうひと頑張りという場面では、100度前後で、カフェインをとることもあります。
日本茶に関しては、妊婦さんや赤ちゃんは気をつけた方がよいことがあります。
妊婦さんの時期は、体のことを学ぶ良い時期ですので、自分の体質についてや嗜好についてなど考えてみると良いですね。